ソープとフルーツのカービング教室~札幌あかりカービング~のブログにご訪問くださり、ありがとうございます

昨日のレッスン風景です。
生徒さんも中級さんが多くなり、みなさん少しずつ細かくて複雑なデザインが彫れるようになってきました。
でも使っているナイフはソープカービングを始めたばかりの頃の【コムコムナイフ】。
黄色い持ち手で初心者さんにはお手頃価格で使いやすいものです。
そんななか、切り出しのバラを彫っていた生徒さんが「花びらがちぎれる…」と悲しんでおられます。
前回から切り出しのバラに取り組んでおり、ナイフの深さや角度など細かくお教えして、彫ったものもかなりよい出来栄えになっているはずなのに、花びらだけがちぎれる。
「もしかしたら理由はこれかな?」と思い、私自身が使っている古典ナイフをお貸しして同じように彫ってもらいました。
すると、
「えっっっ!自分のナイフと全然違う!花びらがちぎれない!使いやすいー!欲しい!」
となり、そこにいた全員の中級さんが古典ナイフを希望購入となりました。

細かく繊細な彫刻を彫るようになると、やはり道具もそれに見合ったものが必要となってきます。
また古典ナイフはとても素敵な柄と形なので、道具の力も借りて作品づくりも楽しくなります。
私の場合は形から入る人だったため、第一回目のレッスン時に【古典ナイフ】を買ってしまいました(笑)
「始めたばかりで何も彫れないのに道具だけ立派で恥ずかしい」と思いましたが、意外と同じ方はたくさんいらっしゃいました。
コレクションにしたいほどかっこいいナイフですものね。
【コムコムナイフ】と【古典ナイフ】
必要に応じて使い分けると作品づくりも楽になり、出来上がりに差が出てくるのではないでしょうか。
コムコムナイフ・・・持ち手は黄色で平ら。お求めやすい価格でカービングを始めるのにぴったり。古典ナイフに比べると刃が厚いため、細かい彫刻は向いていないが野菜・フルーツなどのかたい素材を彫るのに重宝。
古典ナイフ・・・蓋がある。筒状の持ち手でナイフの向きを変えやすい。刃が薄くしなり細かい彫刻に最適。コムコムナイフより高価。
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