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【ソープカービング】バラのレッスン

札幌・ソープとフルーツのカービング教室~あかりカービング~のブログにご訪問くださり、ありがとうございます

 

カービングを始めるきっかけのひとつに、「バラが彫りたいから!」という方も多い憧れのバラ。

 

彫り慣れてしまえばサクサク彫れるようになるのですが、初めてバラに取り組む方にはちょっと難しく感じるのが正直なところです。

 

そんなバラですが、教室では最初のバラの取り組みはこんな風に行っています。

 

まず1回目のバラ制作では、細かいことについてはあまり話さず、とにかくバラの彫り方・手順を勉強していただくことに重きをおきます。

 

そして次のバラ制作時前に、一般的に好まれるバラについての理論や注意点など基本となる点をスケッチブックやホワイトボードを使いながらお話しします。

 

 

ソープカービング バラの説明

 

 

平面図や口頭説明だけでは伝わりづらい点も多いので、よくない見本も実際に見てもらいながら、今説明したのはこの部分だと実物で確認してもらいながら進めます。

 

 

ソープカービング バラ 見本

 

 

花芯の深さ、花びらや花芯の厚みの説明、花芯と花びらの長さ、花芯と花びらの割合、ナイフの角度など。

 

詰め込み過ぎても最初は理解も追いつかないですし、忘れてしまうので、まずはバラを彫るにおいての重要な部分のみの説明に留めています。

 

バラを彫り続けていくと、今度はまた別の疑問が出てくるので、もう少しバラの練習を進めた時点でステップアップのための注意点を話す機会をつくっています。

 

 

ソープカービング バラ 見本

 

 

一般的なバラ、悪い見本のバラ、花びらをわざと薄く彫ったバラなどいくつかバラの見本も持っていき、彫り方でこんな風に変化すると目でも確認してもらっています。

 

説明が済んでお話したことを頭に入れていただいた後、実際に2回目のバラを彫ってもらうのですが生徒さんからは、

 

「先生は一生懸命説明してくれたけど、手が動かなくてこんな風にしか彫れなかった(笑)」

 

とか、

 

「youtubeで彫り方は知れるけど、どこをどう彫るとこうなる、という点までは知れないので理論を知れてバラの奥深さが理解できた」

 

などのお声が聞かれます。

 

手が動かないのは当然です。バラを初めて彫るのですから。

 

それでも、きれいなバラを彫るために理論を知っているといないではそこに行くまでの時間が全く違ってくるので理論も大切にしています。