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今日はタイカービングでよく使う道具についてご紹介したいと思います。
タイカービング作品を初めて見た方は、「どんな道具でつくったの?」「彫刻刀?」とよく聞かれます。
彫刻刀も使いますが頻度としてはとても少なく、ほぼ大半の作品はタイカービング専用ナイフ1本で仕上げます。
左の黄色い持ち手のナイフはカービング初心者用ナイフ。右の青い持ち手のナイフは、カービング上級者用ナイフです。
初心者用ナイフは購入しやすい価格で、カービングを始める方の多くがこのナイフからスタートします。切れ味は上級者用ナイフとほとんど変わりがないため、ナイフの扱いに慣れてない頃は十分に気を付けなければなりません。
上級者用ナイフは持ち手が筒状になっており、指でナイフの向きを変える際スムーズに動かせ、刃が初心者用ナイフより薄くできています。繊細な彫刻を施す際はこのナイフでないと難しいことが多くあります。
また、刃の部分が短いもの、細いもの、小さめのものなど種類も多く、持ち手の色も何種類もあり自分好みのナイフを選択できるのが上級者用ナイフです。
これらのタイカービング専用ナイフはタイでしか製造しておらず、購入希望の方はタイで直接入手するか、タイから輸入し販売している会社や通販サイト、または各タイカービング教室でお求めいただけます。
しばらく使って切れ味が悪くなってきた時、刃こぼれした時は研ぐ必要があります。
ナイフ専門店で研いでもらうことも可能ですが、特殊なナイフなのでメンテナンス可能かどうか問い合わせてから持っていくことをおすすめします。
自分で研ぐ場合は、紙やすりで研ぎます。注意したいのが、紙やすりは目の細かい1000番~2000番を使用することです。
研ぎ方は包丁の研ぎ方と同じで、紙やすりにナイフの刃をあて、ナイフを前後に動かします。
最初は扱いにくいですが、慣れるとコツがつかめてきます。
初級者用・上級者用関係なしにナイフ1本あれば、フルーツ・野菜・ソープ・キャンドルすべての素材がカービングできます。そのため、このナイフ1本でソープのお花もスイカの彫刻もつくれてしまう、それがタイカービング専用ナイフです。
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